Coffee Column - コーヒーのはなし


◆コーヒーの日



ブラジル  10月1日は「コーヒーの日」。ご存じでした?  なぜそういうことになったのかというと、コーヒー国際協定によって新年度は10月から。 それで新年の到来をお祝いして、この日が「コーヒーの日」になったという次第です。

「コーヒー年度」では10月1日が元日に当たります。 「コーヒー年度」が10月にはじまるのは、世界一のコーヒー生産国、ブラジルの生産状況に関係しています。 ブラジルのコーヒーの生産量は、世界の全生産量の約30パーセント。 そのためこの国の収穫高や品質は、世界のコーヒー市場の動向に大きな影響を及ぼします。 そんな事情から「コーヒー年度」は、毎年9月にほぼすべての収穫を終えるブラジルのコーヒー栽培のサイクルに合わされているわけです。

 10月1日以降に収穫されたコーヒー豆は「ニュークロップ」と呼ばれます。 クロップとは「作物」という意味で、「ニュークロップ」はお米でいうと「新米」に相当します。 お米には「米穀年度」というのがありますが、コーヒーにも「コーヒー年度」があり、「ニュークロップ」があるんですね。

コーヒー豆image