何年か前、サザンオールスターズの「TSUNAMI」という曲がヒットしました。
カラオケでこの曲を歌ったことがある方も多いのでは?
でもみなさんは、この「TSUNAMI」が英語だということをご存じでしょうか。
日本語の「津波」をアルファベットで表記し、英語として使っているのだそうです。
そういえば、「KARAOKE」というのもそうですね(笑)
コーヒーに関係があるものとしては、「喫茶店」がやはりそうです。
欧米には「カフェ」や「コーヒーショップ」、あるいは「ティールーム」はあっても、
日本の喫茶店のような店はありません。
カフェやコーヒーショップが、社交の場という色彩が強いのに対して、
喫茶店はどちらかといえば、プライベートな時間を過ごす場です。
大勢でわいわいやっている人もいるにはいますけどね(笑)
それはともかく、日本の喫茶店が個人的な空間になったのは、「お茶」に関係があるといわれています。
江戸時代にコーヒーが入ってきた時、わが国にはすでに「お茶の文化」が存在していました。
お茶の文化は「茶の湯」に代表されるように、プライベートな性格の強いものです。
喫茶店はこうしたお茶の文化と、新しく入ってきたコーヒー文化が融合して誕生したというわけです。
そんなわけで、喫茶店というは日本独特の業態。
そこで「TSUNAMI」や「KARAOKE」同様、アルファベットに置き換えて、「KISSATEN」ということになったのだそうです。
近年、日本でも欧米型のカフェが流行っていますが、喫茶店というのは世界に誇るべき日本文化なんですね。